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熊本の旅と歴史
熊本の旅        人吉市

青井阿蘇神社
あおいあそじんじゃ
熊本県人吉市上青井町118
Tel 0966-22-2274


 青井阿蘇神社は阿蘇神社の三神である建磐龍命、阿蘇津媛命、国造速甕玉神を祭神とする神社で、平安時代の大同元年(806)に創建されました。室町時代には、領主相良氏より氏神として篤い崇敬を受け、数度の社殿の造営・修造が行われました。
 人吉藩主相良(さがら)家20代の相良長毎(ながつね)により、慶長15〜18年(1610〜1613)に社殿の大造営が行われ本殿、廊、幣殿、拝殿、楼門が平成20年(2008)に国宝に指定されました。
 青井阿蘇神社の楼門は慶長18年(1613)に造営されました。三間一戸、寄棟造りの茅葺きでどっしりした重厚な構えです。
青井阿蘇神社楼門
 楼門の上層桝組の四隅に人吉様式と呼ばれる「阿吽(ア・ウン)の形相をした陰陽一対の鬼面が刻まれています。作家司馬遼太郎は人吉の町で驚いたのは、青井神社の桃山風の楼門だったと絶賛しています。
青井阿蘇神社楼門
 青井阿蘇神社の拝殿は慶長16年(1611)に造営されています。内部は拝殿、神楽殿、神供所の3部屋に仕切られています。桁行7間、梁間3間、1重の寄棟造りの茅葺きです。 
青井阿蘇神社拝殿
 拝殿の正面には向唐破風造り、銅板葺きの1間向拝が付けられています。神楽殿では10月8日の夕方に球磨神楽(くまかぐら)が演じられるそうです。この行事は国の無形民俗文化財に指定されています。
青井阿蘇神社拝殿
 参詣者が供え物をささげる幣殿は本殿、廊とともに相良長毎により慶長15年(1610)に造営されました。本殿から向かって縦長に配置されていて、桁行5間、梁間1間、1重の切妻造り、銅板葺きです。内部は花鳥風月、外部は動植物の華麗な彫刻などで彩られています。 
青井阿蘇神社幣殿
 青井阿蘇神社の本殿は慶長15年(1610)に建てられました。三間社流造(さんげんしゃながれづくり)で、銅板葺きです。 本殿欄間には桃山建築風の見事な花鳥の薄肉彫りが施され、桟や格狭間の位置などに人吉球磨の社寺建築の特徴がみられます。
青井阿蘇神社本殿


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