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宮崎の旅と歴史
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青島神社
あおしまじんじゃ
宮崎県宮崎市青島2−13−1
 島の南中央にある青島神社は 日子穂穂手見命(ひこほほでみのみこと)、后の豊玉姫命、塩椎神(塩椎老翁)を祀る神社です。
 日子穂穂手見命は山幸彦として親しまれており、「海幸彦 山幸彦」の神話はここ青島海岸が舞台なのです。
 兄「海幸彦」と弟「山幸彦」は木花神社の近くで生まれ、兄は海のものを取り、弟は山のものを取って暮らしていました。山幸彦は「たまには交代してみたい。どうか道具をかしてほしい」と海幸彦に頼んで一日漁師になってみたそうです。
  ところが兄が宝としていた釣針を魚に取られて無くしてしまいました。兄は怒り、どうしても許してくれませんでした。塩椎神に相談すると綿津見大神(海の神)の宮へ行けとアドバイスされました。
 訪ねた宮で山幸彦は、綿津見大神の娘、豊玉姫と結ばれて3年の間過ごしたそうです。無くした釣り針の事を思い出した山幸彦がしきりにため息をつくようになったので海神はたくさんの魚の中から釣り針を飲み込んだ魚を探し出し、それを清めて山幸彦に渡したそうです。
 海神は「塩盈珠」「塩乾珠」という水を操る二つの珠も合わせて授けたそうです。海幸彦に釣針を返した後、海神の教えのごとく田を作ると大量の収穫があり山幸彦は裕福になりました。それを恨んだ海幸彦が攻めてきましたが2つの珠を使って服従を誓わせたそうです。
 青島神社の御神木である雀榕(あこう)です。
 クワ科イチジク属の木で台湾や東南アジアのどの亜熱帯地方に分布する常緑高木樹です。
 「親孝行の木」といわれ一年に数度芽吹き一斉に散ることから「命の再生」の象徴でその葉を持ち帰る人も多いそうです。


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