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北海道・根室の旅    根室市

納沙布岬
のさっぷみさき
北海道根室市納沙布36−6
Tel 0153-28-3277


 納沙布岬は一般人が行くことができる日本最東端の岬です。珸瑤瑁(ごようまい)水道を挟んだ海の向こうにはロシアが不法占領して実効支配が続いている歯舞群島があります。
 納沙布岬から太平洋とオホーツク海が分かれています。岬には納沙布岬灯台、四島のかけはし、北方館、平和の塔があり、北方領土や根室半島も一望できます。
 日本の灯台50選にも選ばれている納沙布岬灯台は納沙布岬の先端に明治5年(1872)に建てられた道内最古の灯台です。
納沙布岬灯台
 白い灯台からの光は27km先まで届き、また霧の多い海域のため、霧笛も装備しており、4km先まで聞こえます。
納沙布岬灯台
 北方館は鉄筋コンクリート作り2階建てで、北方領土に関する豊富な資料が展示されています。2階部分は展望室になっていて、無料の双眼鏡も備えています。
北方館
 北方館は北方領土返還要求運動への理解を深めるため、北方領土問題対策協会により昭和55年(1980)に建設されました。北方領土問題の発生の状況や歴史的経緯を説明しています。
北方館
 北方館と同じ建物の左側に望郷の家があります。第二次世界大戦後、北方領土の島々を追われた元島民の心のよりどころとして昭和47年(1972)開設されました。
望郷の家
 戦前の四島の生活に関わる資料や四島の街並みを折り込んだ地図などが展示されています。
望郷の家
 「四島(しま)のかけはし」は世界平和と北方領土返還を祈念するために昭和56年(1980)に建てられました。高さ13m、底辺の長さは35mもあります。
四島のかけはし
 像の下には「祈りの火」と呼ばれる点火灯台があり、今日も赤赤と燃え続けています。昭和47年(1972)に沖縄県波照間島から採火したものです。
四島のかけはし
 寛政の蜂起和人殉難墓碑は明治45年(1912)珸瑶瑁の海岸の砂に埋まっていたものです。寛政元年(1789)に起きた「寛政アイヌの蜂起」の時、殺害された和人71人の供養のため彫られたようです。昭和43年(1968)国後島を望むこの地に移設されたそうです。
寛政の蜂起和人殉難墓碑
 きぼうの鐘は昭和62年(1987)、北方領土の返還を願って日本青年会議所が建てたものです。鐘を鳴らして北方領土返還を祈願するものです。
きぼうの鐘
 雄大な納沙布岬において、ひときわ目立つ白い塔がノサップ岬平和の塔です。一見灯台のような塔で高さ97mからの展望を楽しむことができます。
ノサップ岬平和の塔



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