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北海道・渡島(おしま)    函館市

トラピスチヌ修道院
とらぴすちぬしゅうどういん
北海道函館市上湯川346
Tel 0138-57-3331


 明治31年(1898)フランスから派遣された8人の修道女によって設立された日本最初のカトリック修道院です。現在も、65名ほどの修道女が聖ベネディクトの戒律に従って生活しています。
 聖堂の内部の見学はできませんが、建物外観や、修道院の歴史を紹介する資料展示室は見ることができます。端正なレンガ造りの外壁に、緑の屋根、十字架をいただいた尖塔は印象に残ります。
 自給自足が原則で起床は3時30分、就床19時45分だそうです。その間に労働8時間、祈り8時間を行うそうです。兵庫県西宮、佐賀県伊万里、栃木県那須、沖縄県宮古島にここの修道院分院があります。
 トラピスト修道院と同じく厳律シトー修道会の聖母トラピスト修道会の経営です。厳律シトー会はトラピスト会ともいわれヌルシアのベネディクトゥスの作った会則を遵守するカトリックの観想修道会なのです。
 厳律シトー会はベネディクト会を母体としています。承徳2年(1098)にフランスブルゴーニュ地方のシトーに創立された修道院がルーツです。12世紀に活躍した聖ベルナルドによって大きく発展しました。 
 12世紀から13世紀には全ヨーロッパに約1800の修道院を持つ大修道会となりました。厳律シトー会は司教の行政干渉を受けない免属修道会の特権も受けているのです。
 洞窟に設置されたルルドの聖母の像や、修道院の歴史を紹介する資料室は見学できます。天使の聖母トラピスチヌ修道院が函館に創立されて100年。夜明け前の空に鐘の音が響きわたります。
 資料展示室に院内写真パネルがあり、内部をうかがい知ることができます。売店では修道女たちが作ったマダレナケーキやバター飴、人形などを売っています。



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