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千葉の旅と歴史
千葉の旅      木更津市

鐙誠寺
しょじょじ
千葉県木更津市富士見2−9−30
Tel 0438-22-2018


 護念山鐙誠寺は慶長年間(1596-1615)に創建された浄土真宗本願寺派のお寺です。萩・ヤマブキの名所ですが、昔は狐狸の遊ぶ寂しいところだったそうです。「しょっ、しょっ、しょじょじ、しょじょじのにわは」の狸囃子で有名なお寺なのです。
 ある仲秋の名月の夜、鐙誠寺の和尚さんがふと目を覚ますと、外がどうも騒がしい。月明かりで見てみると、なんと数十匹の大ダヌキや小ダヌキが踊り狂っていました。あまりにも面白いので一緒になって踊り出しました。
 連日、タヌキと和尚さんは競争して踊りましたが、4日目にタヌキの姿が急に見えなくなってしまいました。不思議に思った和尚さんが翌朝、本堂のそばの川べりに出てみると、腹の皮の裂けた一匹の大ダヌキが死んでいました。
 この民話をもとにして、大正13年(1924)、野口雨情が作詞し、中山晋平が曲をつけて出来上がったのが「鐙誠寺の狸ばやし」です。その歌詞を刻んだ童謡碑と、大ダヌキを葬って築いたという狸塚が境内にあります。


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