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千葉の旅と歴史
千葉の旅      館山市

大福寺(崖の観音)
だいふくじ(がけのかんのん)
千葉県館山市船形835
Tel 0470-27-2247


 船形山大福寺は真言宗智山派のお寺で、船形山の中腹にあります。この寺の境内には磨崖仏の十一面観音を本尊とする懸崖造りの観音堂があり、崖の観音(崖観音)と呼ばれています。
 養老元年(717)に僧行基が、東国巡歴の途中ここに立ち寄り、神人の霊を受け、船形山中腹に、漁民の海上安全を祈願して十一面観音像を刻んみ開基としたと伝えられています。その後天台宗の慈覚大師円仁が来山して中興したとされています。江戸時代には、江戸幕府から朱印状が与えられていました。
 江戸時代の正徳5年(1715)旗本石川氏により懸崖造り(けんがいづくり)の観音堂に整えられたといわれています。急峻な崖や山の斜面にへばりつくように建てられた寺院建築を、懸崖造り又は懸造り(かけづくり) といいます。
 大福寺は安房国観音巡礼札所第三番の霊場として、また、風光明媚な館山湾(鏡ヶ浦)を一望のもとに見渡せる観音堂のあることから、多くの人々が参詣に訪れます。 本尊の麿崖十一面観音立像は市の指定文化財となっています。


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