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埼玉の旅
東松山市
箭弓稲荷神社
やきゅういなりじんじゃ
埼玉県東松山市箭弓町2−5−14
Tel 0493-22-2104
箭弓稲荷神社の創建は和銅5年と伝えられています。長元元年(1028)下総国の平忠常が安房・上総・下総の三カ国を制圧し、大軍をもって武蔵国に侵攻してきました。甲斐国守を勤める源頼信は、忠常追討の綸旨を賜り、鎮圧に向かいました。
源頼信が平忠常鎮圧を祈願し野久稲荷神社に夜を徹して戦勝祈願しました。すると白狐に乗って現れた神様から箭と弓とを賜る夢を見て、苦戦の末、みごと戦に勝利しました。
そして、この勝利はご神威、ご神徳によるものだとして、社殿を寄進するとともに、野久稲荷を箭弓稲荷と改めたのでした。以来、箭弓稲荷神社は松山城主、川越城主をはじめとして多くの人々の信仰を集めてきています。
7代目市川團十郎は特に厚く箭弓稲荷神社を崇敬し、社に籠り芸道精進、大願成就を祈願しました。江戸の柳盛座の新春歌舞伎興行において「狐忠信」「葛の葉」等の芸題を披露しましたところ毎日札止めの大盛況となりました。感謝の意をこめ、文政4年(1821)石造りの祠を建立しています。
箭弓稲荷神社には、ぼたんが有名な「箭弓ぼたん園」があります。1500株のぼたんが咲き揃います。つつじ、フジも見事です。社殿は埼玉県の有形文化財に指定され、商売繁盛、開運の神社として知られています。
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