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東京の旅と歴史
東京の旅          目黒区碑文谷

円融寺
えんゆうじ
東京都目黒区碑文谷1ー22ー22
Tel 03-3712-2098


 経王山円融寺は、区内では目黒不動につぐ古い天台宗のお寺です。仁寿3年(853)に慈覚大師が創建したと伝えられ、妙光山法服寺という天台宗のお寺だったそうです。弘安6年(1283)に日蓮の弟子・日源により、日蓮宗に改宗し、妙光山法華寺と改称しました。
 一時は朱印19石、寺坊18、末寺75という江戸近郊第一の名刹といわれましたが、不受不施派の宗論が幕府の忌諱にふれ弾圧されました。改宗を余儀なくされ、元禄11年(1698)再び天台宗のお寺になりました。
 天保5年(1834)に現在の経王山円融寺と改めています。不受不施派とは、法華経信者以外からは施しを受けず、与えずという一派で、日蓮宗本山の久遠寺とも対立し、江戸幕府からも弾圧されました。
 円融寺の釈迦堂は東京都内では国宝の正福寺地蔵堂につぐ室町時代の古い建物です。3間4面、単層入母屋造り、銅板葺きで、唐様建築に和様を取り入れた様式です。明治44年(1911)に国の重要文化財に指定されています。
円融寺釈迦堂
 円融寺の仁王門も室町時代の建立で、3間1戸、8脚、入母屋造り、茅葺きです。門の左右に安置されている木造金剛力士(仁王)像は永禄2年(1559)の作で高さ2mあります。東京都指定有形文化財で江戸時代は「碑文谷仁王」と呼ばれ広く信仰を集めたそうです。
円融寺仁王門
 円融寺の梵鐘は寛永20年(1643)に飯田善兵衛宗次によって鋳造されました。国の重要美術品に認定されています。
円融寺梵鐘


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