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香川の旅と歴史
香川の旅    綾歌郡宇多津町

郷照寺
ごうしょうじ
香川県綾歌郡宇多津町1435
Tel 0877-49-0710


 宇多津港を見渡す高台に仏光山( ぶっこうざん )郷照寺があります。八十八箇所四国霊場で78番目の札所になっています。厄除けの寺としても有名です。
 奈良時代の神亀2年(725)に行基によって開かれ、仏光山道場寺と名づけられました。本尊の阿弥陀如来は行基が造ったものといわれています。後の時代に郷照寺と改名されました。
 弘仁6年(815)にはこの地を弘法大師が訪れて一刀三礼で自作の尊像を刻み厄除けの誓願をしたそうです。ここは密教の霊地として栄えたのです。
 正応元年(1288)、一遍上人が全国行脚の折に逗留し浄土の教えを広めました。法門による光明を大衆に与える踊り念仏の修行道場ともなったようです。
 室町時代には守護大名の細川頼之の庇護のもとに子院七か寺を有し栄えました。戦国時代に長曽我部の兵火により堂塔伽藍が焼失してしまいました。
 寛文4年(1664)に、高松藩主松平頼重により再興されました。その時の住持の浄阿上人と徳川家遺相との関係で時宗に属しました。
 文化2年(1805)には松平藩主が病気平癒を祈願し、それが成就したことで大書院を建立し、4石の保護料を寄進したそうです。このことで病気平癒の折祷寺として松平家代々の庇護を受けました。藩により本堂や客殿「観海楼」なども建築され手厚く保護されたそうです。
 郷照寺の境内は左に納経所、右手に本堂、本堂の奥に大師堂があります。大師堂の左の地下には万体観音堂があり、3万体の観音像が堂内に並んでいます。
 郷照寺には樹齢400年以上といわれるホルト(モガシ)の巨木があります。文禄3年(1594)に日本の信者が中国から苗木を持ち帰ったものといわれています。


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