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香川の旅と歴史
香川の旅        善通寺市

金蔵寺
こんぞうじ
香川県善通寺市金蔵寺町1160
Tel 0877-62-0845


 鶏足山(けいそくざん)金倉寺は善通寺市にある天台宗寺門派の古刹です。弘法大師の甥にあたる円珍こと智証大師が生まれた寺として有名です。四国八十八ヶ所霊場の第76番札所になっています。
 寺を開いたのは智証大師の祖父の和気道善という人でした。宝亀5年(774)、道善寺という名前で創建したのでした。

 唐から帰朝した円珍が、堂宇を整備して、延長6年(928)、地名の金倉郷にちなんで今の名前になったそうです。
 当時の金倉寺の領域は北は海に近く、三方は山に面していたそうです。迦葉尊者が入定したインドの鶏足山の大洞に似ていたので鶏足山と号すようになったそうです。
 永正年間(1504-1520)、天文年間(1532-1554)の兵火に遭い、伽羅や寺宝の多くは焼失してしまいました。
 寛永19年(1642)、高松藩主になった松平頼重が、この寺の荒廃を憂い、大檀主となって伽羅を構営し寺領を寄附し、一郡一ヶ寺の祈祷所として再建したのでした。
 明治時代に、日露戦争で有名な乃木希典が師団長として善通寺に赴任した時、3年間金倉寺の客殿に滞在したそうです。
 妻が訪ねて来ましたが、女人禁制のため会えずに帰ったそうです。本堂の前には「妻返しの松」と呼ばれる松があります。乃木将軍ゆかりの品々も展示されています。
妻返しの松


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