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高知の旅と歴史
高知の旅        高知市

竹林寺
ちくりんじ
高知県高知市五台山3577
Tel 088-882-3085


 五台山(ごだいさん)竹林寺は五台山の頂上付近ある真言宗智山派のお寺です。聖武天皇は文殊菩薩に会う夢を見ました。僧の行基に五台山に似た山を捜し出させ、寺の建立を命じました。
 行基は神亀元年(724)に土佐の大島という場所を見つけ五台山と名付け、ここに寺を建立し、栴檀の木に文殊菩薩を刻んで安置したそうです。これが竹林寺のはじまりです。
 その後弘法大師が訪れ、堂宇を修復し、五台山の5つの峰を密教法具の五鈷杵に見立てて密教霊場としたと伝えられています。
 本堂の文殊堂に祀 られている本尊の文殊菩薩は国の重要文化財に指定されています。秘仏になっていて50年に1度だけ御開帳の時姿を現わします。
 本堂の文殊堂も国の重要文化財に指定されています。文明年間の建立で、単層、入母屋造り、柿葦です。境内には高知県で唯一の32mの五重塔が昭和55年(1980)に再建されています。夢窓国師の庭園や宝物舘もあります。
 よさこい節で「土佐の高知のはりまや橋で坊さんかんざし買うを見た」と歌われている坊さんは竹林寺の僧侶、純信です。おうまとの悲恋物語は有名です。
 安政の時代、五台山竹林寺の37歳の僧純信は、おうまという17歳の娘に恋をしました。そしてはりまや橋の小間物屋で、お馬のためにかんざしを買いました。
 このことが噂になり、二人は讃岐の国へと駆け落ちを図ります。関所破りは重罪でした。連れ戻され三日間さらし者にされ、純信は国外追放、おうまも追放になったということです。


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