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高知の旅と歴史
高知の旅        南国市

国分寺
こくぶんじ
高知県南国市国分546
Tel 088-862-0055


 土佐の国分寺です。聖武天皇の時代に各地に建てられた国分寺の一つで、摩尼山(まにざん)国分寺といい、四国八十八箇所霊場の第28番目の札所です。
 天平13年(741)、行基が聖武天皇の命により開山したそうです。天皇自らが金光明最勝王経を書写して納め、天下泰平、五穀豊穣、万民豊楽を願う勅願所となりました。後に弘法大師が中興し、真言宗の寺として栄えました。
 柿茸き、寄棟造りの金堂(本堂)は永禄元年(1558)に長宗我部元親が再建したものだといわれています。国の重要文化財に指定されています。本堂には大小2体の木造の薬師如来立像が安置されています。これも同様に重要文化財です。
 明暦元年(1655年)に、土佐藩主の山内忠義が寄贈したといわれる仁王門は豪壮な2層造りの門です。上層に創建当時のものといわれる梵鐘が架けられていました。平安時代前期のものとされ、これも国の重要文化財に指定されています。
 土左日記を書いた紀貫之が国司としてこの場所に赴任していました。官人としての地位はそれほど高くなかったといわれています。
 貫之は、「古今和歌集」の選者の一人でもありました。仮名文字による「土佐日記」を著し、その後の日記文学などに大きな影響を与えました。


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