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秋田の旅と歴史
秋田の旅     男鹿市

なまはげ館
秋田県男鹿市北浦真山水喰沢
Tel 0185-22-5050


 なまはげ館は国の重要無形民俗文化財に指定されている「なまはげ」の歴史やミステリーについて詳しく知ることができるところで、平成11年(1999)7月にオープンしました。なまはげ伝承ホールでは、男鹿に生き続けるなまはげ行事の姿や、しきたり、伝承する人の精神を描いています。
 なまはげの語源は「ナモミをはぐ」からきているようです。いろりにあたってばかりいるとナモミ(赤い斑点)と呼ばれる低温火傷ができることがあります。それをはぎ取り、怠け者を懲らしめ、災いをはらい祝福を与えるという意味での「ナモミ剥ぎ」から「なまはげ」「アマハゲ」「ナモミハギ」などと呼ばれるようになったようです。
 なまはげの起こりは民間伝承のため、正確にはわかっていません。山伏が里に下った修験道説、農民を管理していた役人が農民達の怠惰を戒める為に鬼のような形相で各戸をまわったという説、漂着した外国人説などいろいろあります。
  また別の一説もあります。漢の武帝が5匹の鬼を連れて男鹿に上陸し、毎日鬼たちを酷使しました。ある年の正月15日に、たった1日里に降りて略奪狼藉したのを許したのが起こりという「鬼説」です。
 この5匹の鬼は山を越えた赤神神社の五社堂に祀られています。参道には鬼がひと夜のうちに造ったといわれる999段の階段が残っています。荘厳な五社堂に行ってみるとこの説が一番正しい気になりました。
 隣接する「男鹿真山伝承館」では明治時代の曲家民家の中で、古い伝統としきたりを厳粛に受け継いでいる真山地区のなまはげを体感できます。
男鹿真山伝承館


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