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青森の旅と歴史
青森の旅    弘前市

高照神社
たかてるじんじゃ
青森県弘前市高岡神馬野87
Tel 0172-83-2465


 高照神社は津軽を統一した藩祖津軽為信と4代藩主信政を祀っています。信政を神式で埋葬するために、遺言により5代藩主津軽信寿が、正徳元年(1711)から正徳2年にかけて建立しました。
 古くから小祠があり、津軽氏の入封以来それに対する尊崇は厚いものでした。4代藩主津軽信政は吉川神道の創始者である吉川惟足に師事して神道に造詣が深く、万治2年(1659)社殿を再建しました。
 信政は宝永7年(1710)に弘前城で亡くなり、5代藩主信寿が信政の遺言に従い廟を社殿の背後と定め吉川惟足から授けられた神号「高照霊社」をしました。その後、享保15年(1729)に高照神社と改称しました。
 高照神社には現在でも多くの建物が残されております。本殿、西軒廊、中門、東軒廊、拝殿、幣殿、随神門、廟所拝殿、廟所門、津軽信政公墓、太刀(銘友成作・平安末〜鎌倉初期)、太刀(銘真守・鎌倉時代)が国の重要文化財に指定されています。
 本殿は5代藩主津軽信寿により正徳2年(1712)に造営されました。桁行3間、梁間3間、1重、入母屋造りのこけら葺きです。正面屋根に千鳥破風を飾つけています。
高照神社本殿
 1段低く構えた1間の向拝は唐破風造向拝としています。内部は一室につくり、外廻りは丹塗、内部は朱漆塗です。国の重要文化財に指定されています。
高照神社本殿
 中門も正徳2年(1712)の建築で、1間1戸、こけら葺きの平唐門で、西軒廊を介して本殿に、東軒廊を介して幣殿に続いています。天井はなく化粧屋根裏で石敷きの床に連子窓を連ねています。国の重要文化財に指定されています。
高照神社中門
 拝殿は宝暦5年(1755)、7代藩主信寧によって造営されました。桁行7間梁間3間の入母屋造りの、こけら葺きです。外廻りは丹塗で、内部は弁柄(べんがら)塗です。国の重要文化財に指定されています。
高照神社拝殿
 正面屋根に千鳥破風を飾り、中央3間に軒唐破風を載せ、極彩色の透彫の彫物で飾り、向拝を張り出しています。7代藩主津軽信寧が造営しています。
高照神社拝殿
 幣殿は宝暦5年(1755)、7代藩主信寧によって造営されました。梁間3間、桁行2間の切妻造り、こけら葺きです。拝殿背面中央に接続しています。外廻りは丹塗で、内部は弁柄塗です。国の重要文化財に指定されています。
高照神社幣殿
 高照神社随神門は切妻造鉄板葺の八脚門です。9代藩主津軽寧親が文化7年(1810)に造営したものです。国の重要文化財に指定されています。
高照神社随神門
 九代藩主寧親が文化12年(1815)に廟所を建てました。石造の津軽信政公墓2基が前後に並び、その前面の廟所拝殿、正面の廟所門で構成され、周囲に石垣と土塁を築き、瑞垣と木柵を廻しています。国の重要文化財に指定されています。
高照神社廟所


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