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福島の旅と歴史
福島の旅      大沼郡会津美里町

常福院薬師堂
じょうふくいんやくしどう
福島県大沼郡会津美里町大字新屋敷字山王塚
Tel 0242-56-4882 会津美里町観光協会


 常福院薬師堂は室町時代の中期に建てられた堂宇です。寺伝によると建久8年(1197)、田子重兵衛道宥法印の開山と伝えられ、このことから田子薬師堂とも呼ばれています。
 当時はこの地の東5町(約500m)の中島村にあったそうですが、応永6年(1399)に現在地に移築したといわれています。現在のお堂は、文部省直轄工事として解体修理され昭和31年(1956)に再建されたものです。
 屋根は宝形造りでしたが、解体の時、破風(はふ)が発見され、入母屋造りであったことがわかったので入母屋造り、銅板葺きで復元したそうです。明治37年(1904)に国の重要文化財に指定されています。
 桁行3間、梁間3間、一重、入母屋造りで、総円柱で支えています。扇垂木、出組の詰組、桟唐戸、柱頭の粽など唐様の手法を用いています。反りの深い屋根や、深い軒の出、扇垂木は1本のくさびで止められています。
 本尊である木造田子薬師如来坐像は、座高174cmの寄木造りの黄金大坐像で会津美里町の文化財に指定されています。日光菩薩、月光菩薩、四天王、十二神将を従えています。会津鑑に元禄10年(1697)再興の時に祀られたと記載されているそうです。


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