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山形の旅と歴史
岩手県の旅      花巻市

成島毘沙門堂
なるしまびしゃもんどう
岩手県花巻市東和町北成島5−1
Tel 0198-42-3921


 成島熊野神社境内に成島毘沙門堂があります。もと「成島寺」と称した寺院の名残りで、坂上田村麻呂、円仁の開基と伝えられています。方三間、寄棟造り、鉄板葺き(もと茅葺き)の仏堂です。
 毘沙門堂は、多くの貴重な仏像を奉るために建てられたお堂で、古くから地域の人々の信仰を集めています。以前は、堂内に国指定重要文化財の彫刻「木造毘沙門天立像」「木造伝吉祥天立像」が奉られていました。今は収蔵庫に移されています。
 木造毘沙門天立像は高さ4.73mで岩手県内で最も大きな仏像で、ケヤキの1本彫成仏としては日本一の像です。東北地方を平定した後、四天王の一つ北方世界の守護神である毘沙門天(多聞天)を作ったものです。
 毘沙門堂は延宝元年(1673)に修理をしていますが、各部の仕上げや建築手法などから室町時代後期に建立されたものといわれています。岩手県内で数少ない中世の平成2年(1990)建物として、国の重要文化財に指定されました。


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