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山形の旅と歴史
岩手県の旅      奥州市

日高神社
ひたかじんじゃ
岩手県奥州市水沢区字日高小路13
Tel 0197-23-4021


 日高神社は弘仁元年(810)嵯峨天皇の勅命によりこの地に勧請した事が始まりとされてます。北斗星の本地、妙見菩薩を祀る宮として信仰を集め、古来「日高妙見」の名で親しまれてきました。
 ここには征夷大将軍源頼義・義家父子が戦勝祈願に訪れたと伝えられています。伊沢氏を始めとする東北鎮護の国司、奥州藤原氏、伊達氏などからも崇敬を受けました。
 社殿は嘉応2年(1170)鎮守府将軍になった藤原秀衡により再建されました。慶長年間には伊達政宗が社領の寄進と社殿の造営を行い、参拝の記録も残っています。寛永9年(1632)伊達氏の家臣で初代水沢城主の留守宗利(伊達宗利)が再建し、代々の崇敬社としました。
 境内正面には拝殿、その奥に弊殿、本殿が建立されています。左側の森の中には留守氏代々の祖霊社の瑞山神社や留守家墓所などがあります。この瑞山神社と日高神社に火防の祈願をしたのが日高火防祭の始まりで、打囃子をして練り歩く「火防祭の日高囃(ひたかばやし)」として有名です。
 日高神社本殿は、寛永9年(1632)留守宗利によって再建された建物で、三間社流造、銅板葺(本来は茅葺)です。岩手県下では、江戸時代前期まで遡ることのできる数少ない神社本殿です。
日高神社本殿
 造りも優秀で、蟇股、台輪、庇頭貫などに特色ある形式がみられ、岩手県の神社建築の歴史を知るうえで貴重です。平成2年(1990)国の重要文化財に指定されました。
日高神社本殿
 参道突き当たりには垣内に「姥杉」が見事な枝振りを見せています。源義家が酒宴で刺した箸が根付たとされる杉で、推定樹齢約550年以上といわれ、奥州市指定天然記念物 となっています。
日高神社姥杉


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