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宮城の旅と歴史
宮城の旅    大崎市

旧有備館・庭園
きゅうゆうびかん・ていえん
宮城県大崎市岩出山字上川原町6
Tel 0229-72-1344


 旧有備館及び庭園は国の史跡名勝に指定されている、現存する日本最古の学問所です。岩出山伊達家2代宗敏の時、寛文3年(1663)に岩出山城の二の丸が火災により焼失し、仮居館として建てられたものなのです。
 3代敏親が元禄4年(1691)に領内の学問向上のため仮居館を「春学館」と名づけ藩校としました。翌年、現在の場所に移転し「有備館」と改め、本格的に手が加えられました。現在に見られる木造平屋建て、寄棟、萱葺の建物が整備されたのです。
 有備館の庭園は3代泰治の時、正徳5年(1715)に仙台藩石州流茶道3代清水道竿によって作庭されました。回遊式池泉庭園で岩出山城を借景として、池の中には茶島を中心として鶴島、亀島、兜島などを配しました。
 伊達政宗は、天正19年(1591)に米沢から岩手沢に居城を移し、岩手沢を岩出山と改めました。慶長6年(1601)仙台城に移りましたが、岩出山は政宗の4男宗泰に治めさせました。宗泰を初代とする岩出山伊達家が代々伊達一門として治めたのです。
 有備館及び庭園は、昭和8年(1933)地方領主が建てた最古の学問所として国指定史跡に、庭園は国指定名勝となりました。昭和45年(1970)伊達家の好意により、旧岩出山町へ移管されました。


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